スタッフコラム

2023.07.15

敷地権とは

敷地権は不動産の所有者が土地を所有する権利の事です。分かりやすく言うと敷地権は自分の家や建物が建っている土地を所有する権利です。例えばあなたが家に住んでいるとします。その家が建っている土地は、あなたやあなたの家族が所有している敷地です。敷地権があると、その土地に対して他の人が勝手に入ってきたり土地を利用したりすることはできません。

敷地権は土地を所有することでその土地を自分のものとして使うことができる権利です。この権利は土地の面積や境界などによって限定されます。敷地権を持つことで土地を自分の家や庭、畑などの目的に応じて利用することが出来ます。ただし、敷地権には法律や規制があり、例えば都市計画や建築基準法などによって土地の利用方法や建物の高さ制限などが決まっています。これらの法律や規制を守りながら、敷地権を持つことで土地を適切に利用することが求められます。

 

区分建物とは1つの建物を複数の所有者が共用する形態の建物です。各所有者は自分の部屋や住戸の所有権を持ちますが共用部分や敷地部分については敷地権がかかわってきます。区分建物の敷地権では共有される敷地部分(建物が建っている土地全体)を所有する権利が分割所有者に帰属します。つまり区分所有者は各自が所有する住戸に加えて共有部分である敷地部分の一部を所有することになるのです。

敷地権に基づいて区分所有者は敷地部分を自由に利用することが出来ますが他の区分所有者の利用や法的な制約に配慮する必要があります。例えば通路などの使用は共有の利益を考慮しながら利用することが求められます。

また区分建物の敷地権には管理組合や管理会社が関与することが一般的です。共用部分の維持管理や運営に関する責任を担っているので管理費用などの費用を支払うことが求められる場合もあります。

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